【銀座ランチ】蟹長者の豊洲極み海鮮御膳|蟹汁付き

東京ランチ図鑑+旅ごはん

銀座五丁目。三越前の交差点から東銀座方面へ二ブロック、雑居ビルの5階に緑の暖簾が下がっている。

看板には「近江牛」の文字。だが店の名は蟹長者だ。蟹と牛と、そして鮪。役者が多すぎる。

昼の献立表には、四桁前半から五千円台までが並んでいた。銀座で、この幅は珍しい。

食べログはこちら:蟹長者(食べログ)

銀座という場所と、蟹長者について

銀座5-9-5、チアーズ銀座の5階。東京メトロ日比谷線・都営浅草線「東銀座」A1出口から徒歩2分、銀座線「銀座」A5出口からも徒歩2分。地下から出てすぐ、という立地だ。

開店は2023年9月18日。北海道直送の蟹を主役に据えた蟹料理専門店として始まった。夜はタラバ、毛蟹、季節によっては花咲蟹。日本酒は常時30種ほどを揃える。

店内は木を基調にした、静かで角の取れた空間だ。カウンター、テーブル、吹き抜けタイプの個室。全58席。入口脇には生簀があり、毛蟹とズワイ蟹が実際に沈んでいる。生きた在庫を見せる店は、嘘をつきにくい。

接待にも家族連れにも耐える構えだが、昼は違う。昼だけは、庶民にも門が開く。

豊洲の鮪仲卸・昌栄水産グループという背景

この店を語るなら、ここを外せない。

2025年9月1日、蟹長者は株式会社昌栄水産のグループ店となった。昌栄水産は豊洲市場の天然鮪専門仲卸。創業から40年を超える目利きの家系である。

つまり今の蟹長者は、「銀座で培った蟹」と「豊洲の鮪」が一つの厨房で合流した店ということだ。蟹の店に、なぜ鮪の中落ちが山ほど乗るのか。答えはここにある。

そして2025年10月、「銀座で気軽な贅沢ランチ」を掲げて15種類の海鮮ランチが始まった。仲卸が自分の店で自分の魚を出す。中間が消えれば、価格は下がる。理屈は単純だ。

蟹の専門店が、鮪でも殴ってくる。厄介な店になったものだ、、、、

注文|豊洲極み海鮮御膳 4,620円

券売機はない。席に着いて、写真付きの献立から選ぶ。

丼が11種、御膳・重が4種、瓶に詰めた「ビン丼」が6種。迷う時間だけで五分は溶けた。

選んだのは豊洲極み海鮮御膳 4,620円。仲卸が薦める海鮮に、まぐろの中落ちを盛り込んだ定食だ。

四千円台の昼飯を頼む男の顔は、たぶん締まっていなかった。見栄は安くない、財布は軽いのにな、、、、

石の器に氷を敷き、その上に直接魚を置いてくる。運ばれてきた瞬間、冷気が見えた。

豊洲極み海鮮御膳の中身|一品ずつ確認する

まぐろの中落ち

まず、これだ。器の半分を一枚の鮪が占領している。
骨から削ぎ落とすのではなく、削ぎ落とした状態で寝かせてある。脂の筋が光を返して、断面がそのまま照明になっていた。

赤身・中トロの造り

大葉の上に、色の違う鮪が重ねて置かれる。赤身の締まりと、中トロの緩み。
同じ魚の別の顔を、続けて口に入れられる。仲卸の店らしい構成だ。

甘海老

頭付きが二尾。目が黒く澄んでいる。
身は透けて、噛むと後から甘さが上がってくる。頭は残さない。それが礼儀だ。

あわび

殻ごと。縁のひだが黒く波打っていて、身の表面には細かい粒が浮いている。
昼の定食にあわびが入る。この一皿の性格が、ここで決まる。

帆立・サーモン・白身

帆立は貝柱を三枚。厚みで押してくる。
サーモンは脂の白い筋がはっきり見える個体、白身は血合いを残した切り身だった。皿の中で色が散る。

玉子焼き

橙色の四角が一切れ。断面に細かい気泡が並んでいる。
魚の連打の合間に、これが挟まる。休符のような役割だ。

ご飯

黒い椀に、白飯が山になって届く。粒が立っていて、一粒ずつ光っている。
この量は、魚の量に合わせてある。設計されている。

蟹入りの椀

そして、これを忘れてはいけない。白く濁った汁の底に、蟹の脚が沈んでいた。
刻んだ葱が浮かび、殻から出た甘みが汁に移っている。蟹の店だという証明が、最後の椀に置いてある。

ガリと薬味

小皿にガリとわさび。石の器の脇にも、わさびが別に添えられる。
魚が続くと舌が鈍る。挟むためのものだ、遊びではない。

蟹長者のランチメニュー一覧

カテゴリメニュー名価格(税込)
御膳・定食豊洲極み海鮮御膳4,620円
御膳・定食豊洲特選まぐろ御膳3,080円
御膳・定食ネギトロ赤富士定食2,310円
御膳・定食豊洲特選海鮮重4,950円
豊洲まかない丼1,540円
蟹ネギトロ丼1,650円
三宝海鮮丼1,760円
豊洲極上まぐろ丼1,980円
特選海鮮炙り丼1,980円
蟹いくら丼2,530円
生サーモンいくら丼2,640円
蟹うに丼2,860円
北海饗宴盛り丼3,080円
蟹極上海鮮丼4,620円
特選うにいくら炙り大トロ丼5,280円
ビン丼ネギトロ1,320円
ビン丼サーモン・蟹・ネギトロ1,650円
ビン丼サーモン・いくら2,420円
ビン丼サーモン・蟹・ホタテ・いくら2,750円
ビン丼アワビ・ネギトロ・いくら3,080円
ビン丼ウニ・いくら・ネギトロ3,080円
ランチコース羽釜蟹飯コース6,050円
ランチコースランチ会席コース(7品)6,600円
ランチコース海鮮コース(9品)10,780円
ドリンクセットドリンク250円

※価格は税込。ランチタイムはディナーメニューも注文可能。土用の丑の日など期間限定の鰻メニューが入る時期あり。内容・価格は変更される場合があるため、最新は店頭・公式でご確認ください。

こんな人におすすめ|利用シーン

銀座で、昼に上限四千円台の贅沢を一発で決めたい人
歌舞伎座や銀座での買い物・観劇の前後に腰を据えたい人
海外からの客人を連れて行く場所を探している人
夜の蟹コースを試す前に、店の実力を昼で測っておきたい人

レストラン探しはここから

「今日はどこで食べよう?」——お店選びで迷ったら、実名口コミグルメサービスRettyが便利です。実際に足を運んだ人のリアルな声だから、サクラの少ない信頼できる評価がわかります。今回ご紹介したお店の近くで、次の一軒を探すのにもぴったり。無料で使えるので気軽にチェックしてみてください。

蟹長者を攻略する心得

  • 昼に行け。夜の予算は8,000〜9,999円帯。同じ厨房の魚を、昼は1,500円台から食える。門が開いているのは昼だ。
  • 「御膳」と「丼」を混同するな。丼は米の上に乗る。御膳は魚と飯が別皿で来る。刺身として味わいたいなら御膳を選べ。
  • 鮪を狙うなら仲卸の看板を信じろ。親会社は豊洲の天然鮪専門仲卸。ミナミマグロや本鮪を使う品は、この店の本丸だ。
  • 5階だ、迷うな。路面店ではない。ミレニアム三井ガーデンホテル東京を目印に、銀座三越前交差点から東銀座方面へ二ブロック。
  • 支払いは自由が利く。各種カード、交通系・楽天Edy・iDなどの電子マネー、PayPayほかQRコード決済まで通る。現金の心配は要らない。

蟹長者 店舗情報

店名蟹長者(かにちょうじゃ)/銀座 蟹長者
住所東京都中央区銀座5-9-5 チアーズ銀座 5F
電話03-6263-9229(予約:050-5600-9382)
営業時間11:30〜15:00(L.O. 14:00)/17:00〜23:00(L.O. 22:00)
定休日無休(年末年始等は要確認)
アクセス東京メトロ日比谷線・都営浅草線「東銀座駅」A1出口 徒歩2分/東京メトロ銀座線「銀座駅」A5出口 徒歩2分/JR「有楽町駅」中央口 徒歩10分
席数58席(最大60名着席)/個室あり(2名・4名可)/貸切50名以上可
予算昼 1,000〜1,999円台〜/夜 8,000〜9,999円
予約可(ネット予約対応・キャンセルポリシーあり)
支払いカード可(VISA・Master・JCB・AMEX・Diners・UnionPay)/電子マネー可(交通系・楽天Edy・nanaco・WAON・iD・QUICPay)/QRコード決済可(PayPay・d払い・楽天ペイ・au PAY・Alipay・WeChat Pay)
サービス料10%
禁煙・喫煙全席禁煙(喫煙室あり)
設備カウンター席・ソファー席・電源あり・無料Wi-Fiあり・生簀あり
開業2023年9月18日
系列株式会社昌栄水産グループ(豊洲市場・天然鮪専門仲卸/2025年9月1日よりグループ入り)
ジャンル日本料理/かに/海鮮

よくある質問

Q.豊洲極み海鮮御膳はいくらですか。
税込4,620円です。豊洲の仲卸が選んだ海鮮に、まぐろの中落ちを盛り込んだランチ限定の定食で、ご飯と蟹入りの椀が付きます。

Q.蟹の店なのに、なぜ鮪が主役級なのですか。
2025年9月1日から、豊洲市場の天然鮪専門仲卸・株式会社昌栄水産のグループ店になったためです。蟹と鮪、両方の看板を持つ店になりました。

Q.ランチの予約はできますか。
ネット予約・電話予約ともに可能です。土日祝や観劇シーズンの銀座は混みます。時間を確実に押さえたいなら予約が安全です。

Q.一番安く済ませるといくらですか。
ランチの丼は1,300円台から用意があります。まずは豊洲まかない丼やビン丼で、仲卸の魚を試すのが手堅い入り方です。

Q.子連れや接待でも使えますか。
使えます。乳児・未就学児・小学生の入店可、ベビーカーも入れます。個室があるため接待や会食にも対応しますが、お子様用メニューの用意はありません。

📝豊洲市場の鮪仲卸が営むお店。
もう、それだけで旨くないはずがない。

写真映えしそうなメニューの数々から今回選んだ「海鮮御膳」4,620円。
普段使いのランチしては少し高めですけど、ここは銀座。
仲卸直営。

結果、納得。

中落ちを自分でスプーンでホジホジする体験も面白い。
1,000円台のメニューも揃っているので、2度3度と訪れたいお店でした。

※食べログより
ABOUT ME
東京ランチ図鑑+旅ごはん
東京ランチ図鑑+旅ごはん
ランチ探究者|東京+旅ごはん
うまい店は、足で探す。 ライフコンサルタントとして個人向けの仕事をしながら、東京と旅先を食べ歩いている。 食べることは、人生の目的だと思っている。朝は胃がまだ起きていない。夜は体重が気になる。だからランチに、美味しいものを食べたいだけ食べる。それが最高のバランスだと信じている。 「また行きたい」と思えるお店だけを厳選して、このブログにまとめています。味・空間・接客・コスパ、全部正直に書きます。ひとりでも、ふたりでも、仲間とでも──シーン別に使えるお店を探しているなら、ぜひ参考にしてください。 愛犬はヨークシャテリアの女の子。散歩のついでに新しい店を見つけるのが、最近のルーティンです。
記事URLをコピーしました